フェリチン低値の場合の対処方法<原因・症状について>

フェリチン低値の場合の対処方法<原因・症状について>

フェリチンは、身体の鉄分を貯蔵するはたらきのあるタンパク質ですが、これが少ない状態、つまりフェリチンの値が低い場合、貧血が考えられます。
ここではフェリチンの値が低い場合の原因や症状についてご説明しましょう。

 

フェリチンが低い、その理由

フェリチンの値が低い理由、それはずばり鉄不足です。
先程も言ったように、フェリチンは鉄分を貯蔵するというはたらきを持っています。

 

体内において摂取された鉄分というのはまず真っ先にヘモグロビンに回されます。
そしてそれに回しても余った分がフェリチンに貯蔵されるというわけです。

 

仮に出血が起きたり一時的に鉄分が不足してしまいそうだ、という状況が起こった時、フェリチンに貯蔵されていた鉄分から引き出して利用しているのです。
そこできちんと鉄分が補給されればいいのですが、そのまま補給されないでいると貯蔵庫の鉄分はどんどん減っていきやがて底をついてしまいます。
この状態がフェリチン不足なのです。

 

フェリチンが不足すればヘモグロビンに必要な鉄分もやがてなくなってしまい、鉄欠乏性貧血の症状が出てきてしまうのです。
血液検査をしたとき、ヘモグロビンの数値が正常であったとしても、もしかしたらフェリチンは不足している可能性があるのです。

 

フェリチンの低値を改善するには?

フェリチン不足を解消するには、やはり鉄分を摂取するのが一番です。
とはいえただひたすら鉄分を摂取すればいいというわけではありません。

 

ストックできる数にも限界がありますし、何より鉄分はとても吸収されにくい栄養素なのです。
ですので「より鉄分が吸収されやすい環境をつくる」ことも大切なのです。

 

鉄分については肉類に含まれているヘム鉄のほうが吸収率は高く、逆に野菜や海藻に含まれている非ヘム鉄は5%程度しか吸収されません。
ですのでできれば鉄分はヘム鉄を中心に摂取しましょう。サプリメントを使うのも効果的です。

 

また、鉄分の吸収を助けるはたらきをもつものについてはビタミンCが有名ですね。
食後にビタミンCを含んだ飲み物や果物を食べたりすると鉄分の吸収が促進されますのでオススメです。

 

フェリチン高値との違いは?

フェリチンが高い状態というのは、本来あるべき場所にフェリチンがいられずに漏れだしてしまっている状態です。
逆に低いときというのは貯蔵しておくための鉄分が不足していてフェリチンが働けていない状態なのです。

 

まったく理由が異なるので、高い場合低い場合での対策も異なってきます。

 

自分の今の状態を知って正しい対処をすることが大切になるといえるでしょう。

フェリチンをチェック!検査方法について

人間の身体に含まれる鉄分は、様々な組織などに使われるとともに、フェリチンに蓄積されていきます。
人間の鉄分はフェリチンに含まれる鉄分から減少していくので、フェリチンが不足している時点で鉄分が不足しているかどうか判別できます。

 

そのため鉄分の検査はフェリチンの検査を通して行われるのですが、どのようにして検査するのでしょうか。

 

フェリチン検査の方法

フェリチンの検査は基本的に血液検査で行います。

 

フェリチンの大半は肝臓や心臓などの臓器に沿い剤するのですが、それらから直接フェリチンを取り出すのは難しいので、血液中に含まれるわずかなフェリチンの量を元に体内のフェリチンの量を計算して、適正な量かどうかを判断します。適正量を不足するにしろオーバーするにしろ、身体に悪影響が出るのは間違いないので、早めに鉄分量を適正に戻して、健康な身体を取り戻しましょう。

 

フェリチンが高い人の特徴

フェリチンが不足する人は比較的多く見られますが、中にはフェリチンの数値が高くなる方もいます。
そういう方は体内で鉄分を使うことが出来なくなっている病気にかかっていることが多く、早急に治療しなければなりません。

 

フェリチンが高い人には以下の特徴があり、

 

・腹痛
・心臓の動悸
・胸の痛み
・関節痛
・衰弱や疲労感

 

などの症状が表れるといわれているので、これらの症状に心当たりがあるという方は、一度フェリチンの数値を確認してもらいましょう。

 

フェリチン高値と思われるときは

フェリチンの数値に異常が出たら、すぐに正常な値に戻さなければなりません。
フェリチンが高値だった場合、体内で何かの異常が出来ている可能性があるので、早急に検査を行ってください。
フェリチン高値につながる病気には、心筋梗塞や肝炎、悪性腫瘍などが挙げられるので、上記の症状を元に、チェックすべき病気を絞り込むと、原因の病気を早く見つけられるかもしれません。

 

フェリチンは鉄分だけではなく、身体に表れる見つけにくい病気についても知ることが出来る、非常に重要な蛋白です。
不足するにしても過剰に増えるにしても、送球に対策を立てれば改善する道は残されているので、疑問に感じたり不安に思うことがあれば、早く病院で検査を受けるようにしましょう。